Bradyon Veda 感想

ギブアップしました。

ひたすら読みづらく、ライターが展開したいストーリーと設定が噛み合っていない。
5章だけは面白かったです。
時間に余裕がある時なら…いや、もうやらないかな。

テキスト

本当に読みづらい。
日常シーンはまだ普通なのだが、世界観や設定の説明になると非常に長文になり、戦闘シーンでは人物の一挙手一投足ごとに化学物質の説明が長々と差し挟まれる。
作中のオリジナル用語には一応TIPSが表示されるが、大したことは書いていないので何の役にも立たない。

主人公がやたらとウィットに富んだ言い回しを多用する。
緊迫した場面・急を要する場面でもしつこく繰り返して会話を混ぜっ返すので、話が進まない。長い解説文も相まって「今そんな悠長にしている場合か?」となること多数。
しかも主人公はスカした顔でイキり倒すわりに戦闘が弱く、序盤などそのへんのチンピラにピンチに追いやられるため、口だけ男という印象に…

シナリオ

ライターが基本設定やちょっと前の展開をすぐに忘却するため、登場人物がすごく頭の悪い言動を繰り返し「何でそうなるの?」とイライラ。
ライブ感だけでシナリオ書いていると本気で思う。

批評空間をコピペしようと思ったら、我ながらかなりグチグチ書いていたので、ここではカット

カヱデ√

カヱデは一目惚れだけど直人は6章に入っても恋愛感情のれの時の描写もなく、ここから直人が恋心を自覚して両想いになってエロ2回こなしてだとエンディングまで先は流そうだなあとうんざりしていたら、ちょうどそのタイミングで直人が急に脈絡なくカヱデにキスして笑ってしまった。

「どうしてキスをしたのですか…?」
「さあ、何でだろうな…」

たぶん尺の都合(;^ω^)

5章(過去編)

そろそろギブしようかな…という頃合いに過去編に突入。
えっ何これ?今までの退屈さは一体?と思うくらい面白かったです。
解説はやはり長いんだけど、動きのある場面ではやらないし、何も知らない主人公と同時にプレイヤーにも教えるという王道の構成なのですんなり呑み込める。
斜に構えた直人が最初は連発していたウィットな台詞も、軍人として成長し、仲間と打ち解け合う過程で消失していくので、会話がスムーズに読める。
キャラクターたちは個性豊かで好感触、愛着も湧く。
もうこの戦記物を本編にしろ、と何回も思いました。
最後の交配はちょっとホモォ…すぎたが、ヴィヴァと遼のカップル(未満)かわいいし、分岐で見れるハイム過去エピソードもすごくよかった。

挿入歌は「ここで泣け!!」って感じでちょっと白ける。
突然の次回予告には失笑。何で他章は全スルーでここだけ次回予告あるんだよ。

5章がとても壮大な話だったので、6章で現在に戻ると、地球の日本のとある組織の間の利権絡みのいざこざ捌くの小っちぇーと思えてしまって余計に退屈に感じる。
5章では好きだったアナザーたちも、オリジナルに比べると性格がゲスくて信念がしょぼい…

5章の直人たちが守ろうとした宇宙がどうなったのか、直人たちが残した遺伝子がどんな結末を迎えるのか見届けたい気持ちもあったのですが、物語の退屈さがそれを上回ったのでギブアップします。