真説 猟奇の檻 感想

ギブアップしました。
しょっぱなセミ視点で物語が始まった時に「あっこれつまらないやつだ」という嫌な予感がした。

そして的中。

テキスト

ひたすら読みにくい。
人物がいちいち何か仕草を見せるたびに「(形容詞)しい(名詞)のような(名詞)を(形容詞)しく(動詞)させた。」といったくどい描写が入る。
何度も同じことを言う。話がすぐに関係ない方向に逸れて長くなる。
(例文)もしかして地球が爆発したのか? もちろん主人公は地球が爆発したなどとは本気で思っていない。それほど強い衝撃だったのである。
この言い回し本当に何回も出てきてウザイ。
あと、肉男爵は萎える。

主人公

ヒロインが主人公のどこを好きになったのか、まったく理解できない。
日常イベントはセクハラとエロ妄想ばかり。
エロゲだから多少はありだけど、でも顔見知り程度のJKの胸を揉もうとする、会話しても胸ばっかり見て上の空で適当な相槌のみ、一緒に映画に行っても少しもスクリーンを見ずいつキスしてやろうかとしか考えていない(しかもこの段階では恋人ではない)とか、恋愛抜きに人間としてふつうに嫌なやつだし付き合っていてもつまらないでしょ。見ている側もつまらないし。
これを数こなしていくのが苦痛すぎてギブアップ。

シナリオ

事件現場を見つけた時、主人公はポエムを呟くだけで帰るので、写真くらい撮っておくべきでは?と思っていたら案の定証拠隠滅されて「うわあああ嘘じゃないんだあああ本当なんだあああ信じてくれえええ」…アホなのかな?
というか別ルートで行ったら現場が消失していたなら本ルートで行き直してみるくらいしなよ。更衣室の穴は実在するわけだしさ。
犯人がわかった時も「私が犯人だけど証拠ないでしょ?」「俺が今この耳で自白を聞いた!これが証拠だ!!」…アホアホのアホ。

環が何度も何度も主人公は頭がいいと言うけど、まったくそうは見えない。
特に真琴ルートは主人公ほぼ何もしていないし、もう斎藤が主人公でよくない?と思いました。

人肉かもと思っている肉を人に食わすな。

店員が店の備品だか商品だかで自慰していたり、商品に囲まれてセッしていたりするデパートには行きたくないです。そのぬいぐるみは売らずにぜんぶ破棄しておけよ。マジで。
職員のモチベを上げるため(?)にこれを黙認する真琴の無能さよ…彼女を冷遇しているという役員たちは有能だと思う。実際真琴エンドだと堕落して男に溺れるしね。真琴さん、ポンコツなところはかわいくて好きなんだけど。

良かったところ

・男性声優陣が豪華
・ヒロインには魅力がある
・事件の方向性は好き